保育士試験【実技】の科目選択についてのお話です
難関の筆記試験を合格したからには実技試験は1発で合格したいですよね!
でも科目に迷ってしまう…
そんな時間はありません!さっと決めて練習に移りましょう!
と、いうわけにもいかないですよね
科目選択の参考になればと思います
3つの分野からの選択|音楽・造形・言語
まずは科目の選択です
ざっくり簡単に説明すると
- 音楽…ピアノを弾きながら歌う
- 造形…保育中の様子を絵に描く
- 言語…テーマとなる物語を暗記して話す
ピアノが得意な人、絵が得意な人、お話が得意な人…
それぞれの得意分野が重なる科目があれば迷わないと思いますが
迷うということは、これといって決め手に欠けるのでしょう
ここでいちばん重視したいところは合格することです
当たり前のことですが、50点満点で50点を取る必要はないんです
30点取れば合格なんです
完璧に出来ないといけないと気負う必要はありません
そのことを頭に入れつつ、それぞれの科目を詳しく説明していきますね
【音楽】
ピアノが得意な人は間違いないですね!
(ギターやアコーディオンでもOKです)
ただ音楽と言語では「目の前に子どもがいる」ことを前提として
試験が行われます(実際にはいませんが”いる程”でやります)
伴奏しながら、笑顔で、大きな声で歌う
なかなか難しいものです
保育系の学校を出ている方々は当然のようにやってきたことかもしれませんが
独学で保育士試験を受ける方でその経験をしてきた方はあまりいないでしょう
ですが、
- 曲は2曲から選択制(毎年変わります)
- そこまで難易度の高い曲ではない
- 保育士になってからピアノを弾く機会があるかもしれない
特に保育士になってから「ピアノを弾いて保育をしたい!」と希望がある方で
「その練習になるからピアノに挑戦したい!」と
未経験でピアノに挑戦し、見事合格される方もいらっしゃいます。
実際、未経験からではすごく練習が必要ですし、
大変な思いをされての「合格」だと思いますので
その覚悟があるのなら…ですね
【造形】
造形では「保育中の様子を絵で描く」ことになります
お題は毎年変わり、試験時になるまでわかりません
絵を描くことが得意な人は問題ないかもしれませんが
そうではない人にとっては何を書けば良いのかわからない
という状況はかなり不安だと思います
当日までには対策を練っておく必要があります
詳しい対策については別の記事で詳しく紹介していきます
最低限、必要なものは
- 色鉛筆(おすすめは消しゴムで消える色鉛筆)
- 消しゴム
- 鉛筆削り(100均でOK)
この辺りがあれば問題ないです
色鉛筆はあまり高いものでなくても大丈夫ですが
100均などの安いものは避けた方がいいかもしれません
描き心地が悪かったり、発色が悪いものは試験中時間のロスになります
制限時間は短く、中々シビアなので描き味悪くてイラっとすることがないようにしたいところです
【言語】
上の画像の通り「お話」をします
言語ではお題が決まっているのですが(選択制)
自分が覚えやすいものを選んでください
言語では「絵本を読む」ではなく「お話」するなので
話す内容は全て暗記になります
しかも絵本の内容そのまま暗記…ではなく
お話の内容を制限時間の3分にまとめたものを暗記して話す、のです
もちろんまとめるのもあなた自身です
絵本の内容そのままですとかなり時間がオーバーしてしまうので
要約したりカットしたりする必要があります
その中でも子どもたちが集中して楽しめるよう考えてお話ししなければなりません
未来を見据えての選択
初めにお伝えした通り、満点を取る必要はありません
30点で合格です
実技なので採点に関しては「これは何点取れる」とかの
決まりがある訳ではありませんが
「保育士になるんだからこれができないと!」
と気負う必要はありません
保育士になってもできないことはありますし、
(ピアノができない先生もいます、絵が苦手な先生もいます)
理想を追い求めるのは保育士になってからでもできます
優先事項は受かることです
試験は半年に1回なので、せっかく筆記に受かったのならば
逃すことなく受かりたいですよね
まとめ
できることをやる!
これに尽きると思います
あとは笑顔で大きな声で!
緊張すると思いますが、笑顔があれば子どもたちも笑顔になってくれます
それを忘れずに頑張ってください!